原産地は岐阜県本巣郡巣南町居倉で、福島才治氏が１８９８年に岐阜県農会主催のかき展覧会に「富有」と名付けて出品したところ一等賞をとり、次いで１９０３年に関西府県連合共進会に出品して一等賞をとったことから、審査長であった園芸試験場長恩田鉄弥博士に世に広く紹介され、急激に栽培が広がりました。果実の大きさは約２８０グラム、晩生の代表的な完全甘柿で、品質や外観、日持ちともに優れている、現在でも最も主要なかきです。

●おもな生産地　奈良県・岐阜県・福岡県など
●収穫期　１１月中下旬