ポルトガル人によってヨーロッパからブラジルに伝わった「セレクタオレンジ」の枝変わりで、19世紀初めに発見されたといわれています。その後アメリカに伝わり、アメリカでは気候が適したカリフォルニア州で栽培が広まりました。日本には1889年に玉利喜造氏と静岡県の高島甚三郎氏によって別々にアメリカから輸入され、その後和歌山県など各地に輸入され栽培が広まりました。果実の大きさは200~250グラム、普通のオレンジに比べて縦長で、種は少なめ。おしりの部分にへそがあるのが特徴で「ネーブル」は英語で「へそ」という意味です。
●おもな生産地
広島県・和歌山県など
●出回り時期
2月~3月