原産地はインドのスンタラ地方で、「ポンカン」の名前の由来はインドの地名「Poona(プーナ)」とかんきつ類の「柑」からとったといわれています。唐の時代に中国に伝わり、台湾には1796年に楊林福氏が、中国広東省嶺南から台湾新竹州新埔へ移住する際に苗木を持ち込んだことで栽培が広まりました。日本へは、1896年に当時の台湾総督であった樺山資紀大将が故郷の鹿児島県に苗木50本を送られ、その後、本格的に栽培が広まりました。果実の大きさは150~180グラムほどで、ポンカンには果実が腰高の高しょう系のものと、形が扁平な低しょう系に分けられ、高しょう系のものでは「吉田ポンカン」、低しょう系のものでは「太田ポンカン」などがあります。
●おもな生産地
愛媛県・鹿児島県など
●出回り時期
1月上旬~2月上旬