中晩柑(中晩生柑橘)とは、1月~5月ごろまでに収穫される、温州みかん以外のかんきつ類の総称です。果実の収穫時期、形や色、味などは種類によってさまざまで、近年は新しい品種が続々登場し小売店のフルーツコーナーを賑わせています。
農林水産省果樹試験場興津支場で、「清見」と「ポンカン(F-2432)」とをかけあわせてつくられ、1999年に品種登録されました。「デコポン」と親の組み合わせは同じですがポンカンの系統が異なります。果実の大きさは190グラム前後で、皮はむきやすく、じょうのうが薄いので食べやすく、果肉はプチプチして食感がよいかんきつです。
●おもな生産地
愛媛県・広島県など
●出回り時期
1月下旬
農林水産省果樹試験場口之津支場で、「清見・アンコールNo.2(「清見」と「アンコール」をかけあわせたもの)」と「マーコット」をかけあわせてつくられ、2001年に品種登録されました。果実の大きさは200~280グラム程度で、「清見」より手でむきやすく、甘味がとても強く、じょうのうが薄く種がないためとても食べやすいかんきつです。
●おもな生産地
愛媛県など
●出回り時期
2月上旬~3月上旬