温州みかんの原産地は鹿児島県で、約400年前に中国から伝わった柑橘類から偶然生まれた種であると言われています。鹿児島県では当時『中島蜜柑』や『長島蜜柑』と呼ばれていました。『温州みかん』の名前は、当時柑橘類の名産地だった中国浙江省温州にあやかってつけられたといわれています。温州みかんは収穫時期が早い順に大きく４種類に分けられていて、『極早生温州』『早生温州』『中生温州』『普通温州』があります。『中生温州』『普通温州』をまとめて『普通温州』と言うこともあります。
また、ハウスの中で育てたみかんを『ハウスみかん』と言います。
主に９月から１０月ごろに収穫されるみかんで、主な品種は『上野早生』『ゆら早生』『日南１号』などがあります。
●おもな生産地
佐賀県、熊本県、和歌山県
主に１１月から１２月ごろにかけて収穫されるみかんで、主な品種は『宮川早生』『興津早生』『原口早生』などがあります。
●おもな生産地
和歌山県、愛媛県、熊本県
主に１２月から収穫されるみかんで、主な品種は『南柑２０号』『させぼ温州』『向山温州』などがあります。
●おもな生産地
愛媛県、和歌山県、長崎県
主に１２月半ばから収穫されるみかんで、主な品種は『大津４号』『青島温州』などがあります。
●おもな生産地
静岡県、熊本県、愛媛県
極早生温州、早生温州をハウスで栽培したみかんのことです。露地栽培に比べて、環境の影響を受けにくいため、味のバラつきが少なく、加温を始める時期をかえることで収穫時期を調整することができます。主に５月から９月下旬にかけて収穫されます。
●おもな生産地
佐賀県・愛知県など
