農林省東北農業試験場園芸部(現在の果樹研究所リンゴ研究拠点)で「国光」と「デリシャス」をかけあわせてつくられたりんごで、1962年に育成地である青森県藤崎(ふじさき)町にちなみ「ふじ」と命名されました。晩生の代表品種で、大きさは300グラム前後で、日持ちがよく、とても甘く歯ごたえがあり、熟してくると果実の中心部に周辺に蜜が入るのが特徴です。また、袋をかけずに育てたものが「サンふじ」、袋をかけて育てたものは「ふじ」として流通しています。国内のりんご生産量のおよそ半分を占める、日本を代表するりんごです。
●おもな生産地
青森県・長野県・山形県など
●収穫期
11月上中旬